見積書を読む前の下ごしらえ
外壁塗装の見積書を、項目ごとに読んで1年あたりで比べる
見積書は、項目の意味が分かると読みやすくなります。ここでは主な項目の意味と、塗料がちがう見積もりでも並べて比べられる「1㎡あたり」「1年あたり」の出し方を説明します。
- 項目の意味
- 1㎡・1年あたり
- 入力は端末の中だけ
ITEMS見積書によくある項目
- 足場
- 高い所の作業と、塗料や水が飛び散るのを防ぐための仮設です。外壁と屋根を同じ時期に工事すると、足場を一度で済ませられます。
- 高圧洗浄
- 外壁の汚れ・コケ・古い塗膜の粉を水で落とす作業です。汚れが残ったまま塗ると、塗料が付きにくくなります。
- 下地補修(ひび割れ・シーリング)
- ひび割れの補修や、サイディングの継ぎ目のシーリング(ゴム状の目地材)の打ち替えなどです。傷み具合で量が変わるので、見積書に場所と量が書かれているかを見ます。
- 下塗り・中塗り・上塗り
- 塗料を3回に分けて重ねる工程です。下塗りは壁と塗料をなじませ、中塗りと上塗りで色と厚みをつくります。回数と、それぞれに使う塗料の名前が書かれているかを見ます。
- 付帯部
- 軒天(のきてん)・雨どい・破風(はふ)・雨戸・シャッターボックスなど、外壁以外の部分です。どこまで含むかで金額が変わります。
- 諸経費
- 現場の管理や事務、保険などの費用をまとめた項目です。何が含まれるのか、項目の説明を聞けます。
「一式」とだけ書かれた項目は、中身が分かりません。数量(㎡・m・か所)と単価が書かれた見積書のほうが、複数社の見積もりを同じ条件で比べられます。
METHOD1㎡あたり・1年あたりで並べる
- 1㎡あたり = 総額 ÷ 塗装面積。家の大きさがちがう見積もりや、面積の広さを確かめたい時に使います。
- 1年あたり = 総額 ÷ 塗料の年数。塗料がちがう見積もりを、「何年もたせる前提か」を合わせて比べられます。年数は、このサイトでは目安の幅の真ん中(例: シリコンは9.5年)を使います。
たとえば、総額120万円・塗装面積150㎡・シリコンの見積もりなら、1㎡あたりは8,000円、1年あたりは約126,000円(120万円 ÷ 9.5年)です。数字は計算の例で、相場を示すものではありません。外壁塗装の1㎡あたりの公的な相場は公表されていないため、このサイトは相場の金額を出していません。
塗料の年数の出典: 建築研究所『建築研究資料 No.145』(2013年)表2.6。見た目が保てる年数の目安で、建物を守る力が切れる年数ではありません。
CALCあなたの見積もりを1㎡・1年あたりにする
総額と面積を入れると、ここに結果が出ます。
CHECK比べる時の見どころ
- 塗料の名前(メーカーと商品名)と、塗る回数が書かれているか。
- 塗装面積と、どこまでが含まれるか(付帯部・軒裏・ベランダ)。
- 保証の内容と期間が書面で出るか。
- 契約を急がされていないか。訪問してきた業者の場合は訪問業者への注意も読んでください。
あわせて読む: 塗り替え時期の早見表 ・ 塗る面積の早見表 ・ 出典と計算の前提